沼垂ビールのはじまり

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沼垂ブルワリー

沼垂ブルワリーは、2016年3月に、発泡酒免許(年間醸造量6千リットル)を取得して、マイクロブルワリーとしてクラフトビールの醸造を開始しました。2018年4月の酒税法改正により、現在、ビールおよび発泡酒を醸造しています。

マイクロブルワリー立ち上げ

2015年8月 新潟市中央区沼垂の旧栗の木川沿いの空き屋を使って、内部躯体の改造工事から着手しました。その後、必要な設備を構成するパーツを作ったり、集めて組み立てて、クラフトビール醸造設備を完成させました。醸造スペース、発酵スペース、貯蔵スペース等を入れてわずか11坪に収まるコンパクトなマイクロブルワリーです。

工事開始初日

ここに醸造設備をホントに作るのか?できるのか?といった気持ちでした。

天井の解体

建物内部、天井の解体から着手。昔の天井高の梁構造が見えました。

各設備の造作

糖化釜、発酵タンクなど自作組立て、各設備の配管造作を行います。

看板設置

ブルワリー(醸造所)の看板も立てました。

完成!

手作り(クラフト)で完成した「まちなかのマイクロブルワリー」です。 お祝いの神事を行います。

クラフトビール醸造

1.麦芽破砕

醸造する日の朝、クラフトビールの原料となる、ビール大麦やコシヒカリやライ麦などの穀物をミルを使って破砕します。ミルの回転数、ローラーのピッチ巾、トルク数を可変できる自作多機能ミルです。

2.糖化(麦汁生成)

醸造するクラフトビールのスタイルに応じて最適な糖化作用となるよう、循環釜の熱湯を熱交換により糖化釜の温度を丁寧に上昇させ、手作業で糖化させ麦汁を生成します。

3.麦汁煮沸

麦汁(ウィート)を煮沸釜に移送して、ホップを入れて煮沸します。投入するホップの種類と煮沸時間によって、まったく異なるホップの苦みやアロマが生まれます。この麦汁(ウィート)とホップがそれぞれのクラフトビールの特徴を引き立てます。

4.麦汁冷却~発酵タンク移送

煮沸後、麦汁(ウィート)を冷却して、ビール酵母とともに発酵タンクへ移送。タンクの中でビール酵母が激しく発酵する環境を作ります。

5.熟成貯蔵

発酵タンクの中で一次発酵した麦汁をケグ樽に移送。ここから、美味しいクラフトビールの完成に向けた熟成の旅が始まります。